2014年08月04日
ネット社会の功罪Ⅱ~SNS症候群~
<万座毛より>
前回に続いて、IT関連のコラム第2弾をば。
最近は、どっちかと言えばプライベートも、仕事でも「LINE」(LINE BAND含む)をよく使うようになったかな。ケータイ回線を使っての通話も、仕事でWILLCOMのPHSを使うけど、プライベートではスマホからタブレットに換えて、LINEの無料通話で済ませるようになった。メールはほとんどGoogle,YahooなどWEBメール。auのメールはもう使わなくなった。IT,特にSNSに関しては加速度的にバージョンアップを繰り返し、使いながら・・”う~ん、ここの所をも少しこうだったらもっといいのにな!”といったのが、しばらくしたらバージョンアップで組み込まれている。いや~、いったいどこまでいくんだ!って感じだね。
ところで、Facebookもアカウントは持っているけど、自分の記事アップはほとんど忘れた頃。友達リクエストに対しては直接会ったことのない人はたとえ兄弟からの紹介でも、保留させてもらっている。そこは、著名の人はさて置いて、リアル感覚”会ってもないのに、友だち!?”って感じかな。それと相当期間、利用を控えている人は、いったん削除している。考え過ぎかもしれないが、もしかしたら俗世間から離れたいんじゃないかな、って思ってしまう、ハハ。それと、どうも人見知りの性格、自分のすべてをさらけ出すのは気恥ずかしいし、やはり抵抗がある。自分で管理できる、小規模の交流がたぶん性に合ってるかも。まっ、自分のことはさておいて、このFacebokに関しては、ちょうど3年半前映画を観たとき書いていたコラムがある。時間が経って、まったく読むに値しない内容かどうか、ITの進化を検証する意味も込めて再掲載してみよう。あっ、ちなみに、このブログはほとんど自己満足の独り言だし、Twitterに至っては手も出しません。どうもリアルタイムで大勢と交流するSNSは・・・ねえ!(まっ、使ってもないからイメージだけ、だけどね、ハハ)
◇
それはある日突然、画面に現れた。

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本物は右手だね、ハハ!
今話題の映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきた。短期間で全世界でユーザー5億人を集めたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、社会的ネットワークの構築の出来るサービス、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービス、あるいはそういったサービスを提供するWebサイト)のFacebookを題材にした映画だ。宣伝で謳っている、創始者のマーク・ザッカーバーグが最年少で億万長者になったことも話題の一つだ。映画が始まったばかりだから、内容へのコメントは差し控えよう。Facebook、Twitter、Youtube、USTREAM、SkypeなどSNS関連情報もネットを検索すれば溢れるほどあるから今さらと思うが、逆に情報洪水に溺れんばかりの感に、あえて素人肌で感じたことをまとめてみたい。あっ、これだけは言えるかな。映画はFacebookを知らない人でも楽しめるが、やはり実際にやっている人と全然知らない人では評価が大きく分かれるだろう、たぶん。
Facebookは日本ではまだまだ認知度が低く、ユーザー200万人で同じSNSのmixiやGREEの2000万人の10分の1だ。どうもこれは単なる認知度だけじゃなく、日本人の国民性に起因するところが大きいようだ。日本人は”親しき仲にも礼儀あり”の精神が強すぎてか相手の懐にズカズカと入っていくことを嫌う。実はFacebookの根幹は徹底した実名制とリアリティにある。仕事や居住地など現在のプロフィールだけではなく出身校、友人関係など、それこそ個人情報がややもすると丸裸同然にネット上にオープンになる。表面だけを捉えると、個人情報漏洩の観点からも時代に逆行しているとの思いを抱くが、そこはもちろん情報公開する相手や範囲は選択できるようにしてある。
会員型ソーシャルネットワークといえば、日本でも入会には会員紹介が条件のmixiが大きく成長してきた。Facebookって何?と聞かれたら、mixiの世界版、と答えた方が分かりやすいだろう。確かに人と人とがつながって、写真、動画、日記などをシェアし、同じ趣味でのコミュニティ機能など共通点も多いが、コンテンツの量と質、スケールはまったく違う。Facebookを今、最も脅威に感じている企業がある。検索システムでwebを制覇したあの王者グーグルである。グーグルと同じ収入源が広告による処の「広告モデル」の企業であるFacebookは、メディア価値を測る指標である「ユーザーの滞在時間」ですでにヤフー、グーグルを超えてしまった。
Facebookが本領を発揮するのが、その実名制や充実したプロフィールにインターネット特性の検索機能を駆使したビジネスシーンである。いろんな企業がホームページを作ったり、莫大な費用をかけて社内イントラを整備したり、このTIーDAブログのように小規模の商用ブログを立ち上げたりと、ネットはすでにビジネスシーンに欠かせないツールとなっている。高額な有料広告より無料のSNS利用の方がはるかに成果を上げるケースはそう珍しいことではない。ネット端末も今やデスクトップ、ノートパソコンから小型のノートブックに、iphoneを初めとするスマートフォンと多種多様になってきた。そして注目なのはグーグルなどが提供しているクラウドと呼ばれる、ネットサーバーサービスだ。パソコンなどのハードディスクではなくネット上にファイルなどを保存し、どの端末からでも取り出せるサービスだ。ホームページ、ブログにTwitterやFacebookをリンクさせることによって、より効果的なビジネスツールとなりうるし、趣味などのコミュニティ機能もマーケティング手法として十分ビジネスに活用できる。インターネットの世界では国境がなくなるのと同時に公私の壁もなくなる。
匿名性と仮想社会としてのポジショニングで爆発的に普及し、我々の生活に多大なる影響力を及ぼすようになったインターネット。今、その姿は確実に変わろうとしている。それも想像以上のスピードで。アナログテレビがデジタルテレビにとって変わるどころの変革ではない。我々の知らないところで生まれて4年でユーザーが1億人になった後、さらのその1年後に5億人になり、今も加速度的に膨張する世界がある。国でいえば中国、インドにつぐ3番目の大国だ。ケータイがいつの間にか当たり前の生活ツールになったように、様々なSNSを介して世界は繋がるだろう・・・当たり前の様に。
―2011.1.22-
Posted by YUU at 17:34│Comments(0)
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