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2014年05月26日

六月の雨~究極~

    六月の雨~究極~


 週末、うれしいことがあった。
 時々行く店でカラオケを唄ったんだけど、なんと、あの、

 究極 ”六月の雨”

 があったんだな。いや~、びっくり! さっそく唄ったんだけど、音源は
当時のモノ。キーも原曲で、いくつかあるバージョンで個人的に一番いいと思う。

 そういえば、以前このブログでもユーチューブでの記事を書いたので、
再掲載しよう。カラオケもこのバージョンだ。

 そうそう、もう一つ忘れてた。このブログの”ホテルカリフォルニアを聴きながら”
の記事にメンバーの”仁(ひとし)”からコメントが入ってたよ。
 いやもう、びっくり!びっくり!




                   ◇

 

 1979年、当時ヤマハのポップコンと並ぶ有名コンテスト、フレッシュ・
サウンズ・ウイズ・コークにおいて、高校生ながら全国3000グループの
中で堂々グランプリを獲得した沖縄のフォークデュオ「究極」の”六月の雨”だ。

 沖縄では寺尾聰の「ルビーの指輪」をしのいで三ヶ月間売上一位に
なった曲。7年前に再リリースされたのもあるが、これは34年前19歳の
デビュー当時の音源、アコースティックギター中心のアレンジでそれこそ
原曲だな。    

 
 ボーカルのシゲとコーラス、リードギターのヒトシ。グランプリをとった
あとも、ボクがよく通った久茂地川沿いのライブハウス”フォークメイツ”で
時々ライブしていた。オリジナル曲も沢山あり歌唱力もさることながら
ギターの腕も高校生離れしていたなぁ。


 ”久保田真琴と夕焼け楽団”の久保田さんのプロデゥースでアルバムの
レコーディングまでは終了していたが、結局アルバム発売には至らなかった。
 幻の音源には彼らの才能溢れる楽曲が沢山つまっていたので、残念な
思いの仲間は多かった。



 現在、ヒトシは音楽活動をしているようだが、7年前シゲが病気で他界し、
今となっては当時の音源が彼らのハーモニーを聴く唯一の術になった。
 沖縄では6月になるとかならずといっていい程ラジオなどでリクエストが
ある。
 マイナーの物悲しい曲調、雨の切なさと相まった歌詞、シゲのハスキーな
声が今でもボクらの心を揺さぶる。それにしても間奏のセピア色の彼らの
写真といい、自分自身の青春時代とオーバーラップして涙が出てくるね。 


 音楽は素晴らしい・・改めて、シゲの冥福を祈る。 

                                  






  

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この記事へのコメント
突然すみません、コメントさせて頂きます
僕は沖縄県内に住む高校生です。
ネットで 究極 沖縄 と検索した所、こちらの記事にたどり着きました。
なぜコメントさせて頂いたかと言いますと、僕はすこし音楽活動をしておりまして、
4月9日のフォークの日に、那覇市首里にあります、アルテ崎山さんのところで究極さんの曲をカバーさせて頂きます。
原曲には近づけないかもしれませんが、
精一杯歌わせて頂くので、おこし頂けると幸いです。 究極の曲が好きな方に、できるだけ多くの方に届けたいと思っています。長々と失礼いたしました。
Posted by 突然ですみません at 2015年04月08日 23:52
 
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